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宇野昌磨、坂本花織らは“北京入り初練習”で何を語った?…日本フィギュア勢が大絶賛「競技人生で一番、氷の質が良い」
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byAFLO
posted2022/02/03 17:03
続々と北京に現地入りする日本フィギュア勢。3日には宇野、坂本らが本番のスケートリンクで練習に臨んだ
「(試合で)やるつもりです。成長した自分を見せたいのと、成長したと感じたいです。成功するにしても失敗するにしても、後悔ないようなジャンプを跳びたいです」
何よりも心持ちを示していたのは次の言葉だ。
「今日の練習、昨日来た時点で楽しい、の方が大きかったので、その気持ちを忘れずにこのまま過ごしたいです」
坂本花織と樋口新葉は曲かけ練習も
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今シーズン、試合を重ねるにつれ安定感を増してきた坂本は、そのシーズンさながらの笑顔を見せた。
「初日のわりに動けていて、日本での調子が維持できています」
曲をかけての練習では、フリー『No More Fight Left In Me』を使用した坂本は、リンクに対しても好感触を得た。
「(氷は)めっちゃ、いいです」
初めてのオリンピックに臨む樋口は、ショートプログラム『ユア・ソング』を曲かけの練習に使用した。
「緊張しました」
最初の練習を終えて語ったが、調子については、「悪くないです」と笑顔を見せた。
三浦・木原ペア)待ち受けはピザ「団体戦メダルのご褒美に」
4選手より前に到着し、練習を進めてきたペアとアイスダンスの選手たちも、それぞれに感触をつかみ、過ごしている。
フィギュアスケートでは一番乗りを果たしたのはペアの三浦・木原。1月30日未明に到着、木原は1時間ほど仮眠をとり、三浦は眠らずに同日、リンクで最初の練習を行なった。