1位　栗林良吏（25歳・広島）　318票

　並み居るライバルたちを抑え、最多の318票を獲得したのは栗林良吏でした。

　守護神を託された栗林は、開幕から22試合連続無失点とフル回転。ピンチの場面でも新人らしからぬ安定感を見せ、15年に山崎康晃（DeNA）が樹立した37の新人最多セーブ数に並び、驚愕の防御率「0.86」を残しました。

「見事と表現する以外にない素晴らしい活躍でした。体力的にも精神的にもきついクローザーを一年間務めた。厳しい場面でも栗林投手なら大丈夫だろうという思いさえ感じさせてくれた」（25歳・女性）

「新人であるからという傑出度ではなく、抑え投手として傑出した成績を残したため。栗林の成績は数年に一度あるかどうかという抑えの成績と感じた」（26歳・女性）

「残している成績が佐々木主浩級」（49歳・男性）

「防御率0点台という圧倒的な数字。評価対象ではないはずだが、五輪の金メダリストとしての印象は強烈」（41歳・男性）

他球団ファン「彼が出てくるともう逆転できる気がしない」

「普段の活躍はもちろんのこと、オリンピックで国を背負い、その役割を存分に果たした姿は新しいルーキー像だった」（42歳・女性）

「私はドラゴンズファンですが、彼が出てくるともう逆転できる気がしなかった」（61歳・女性）

　また、栗林に投票した方々からはこんなコメントも……。

「牧選手には何らかの特別表彰をあげてほしい」（47歳・男性）

「今期は投手と野手で各1名表彰してあげたい」（59歳・男性）

「今年ほど甲乙つけがたい年はありません」（51歳・男性）

　悩む声が多く寄せられたことからも、今年のレベルの高さがうかがえます。

　新人王は、12月15日に行われる「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」で発表される予定。アンケートでも予想が割れたセ・リーグの新人王争いを制するのは果たして――。＜パリーグ編、 完全試合男・槙原寛己に聞く新人王争いへ続く＞

#2に続く

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