まさかのラブコール「大江戸隊の方がお似合い」

「よくも私のマスクに手をかけてくれたな。フフフッ。そういう渡辺桃が見たかったんだよ。客のお前らもそうだろう。お前このままでいいのか。クイーンズ・クエストのリーダーだけど、後輩にどんどん追い越されて、もう立場ないんじゃないの？　今のお前を見ていると、大江戸隊の方がお似合いだと思うけど？　大江戸隊に入れば、メンバー全員、お前をバックアップするぞ。大江戸隊、どうですか」

　キッドはそんな渡辺を見たかったという一方で、渡辺を大江戸隊に勧誘するという予期せぬプランを用意していた。そして「荒々しい渡辺桃が見たくて見たくてたまらなかった」と妖しいラブコールにも似たメッセージを送り、「今後の渡辺桃を私が操る」とまで宣言した。

　キッドのさらなる挑発に渡辺も黙ってはいない。渡辺は憮然とした表情で言い返した。

「おい、お前、いつまでも調子に乗ったこと言ってんじゃねえぞ。大江戸隊に入るだ？　ふざけんじゃねえよ。お前らのユニットなんか私は絶対入らない。お前、次、覚えておけよ。もっと無残な姿にしてやるからな」

マイクアピールで渡辺の神経を逆なでしたキッドは、SNS上で「ソルティピーチは私に任せて」と不敵に予告

　大江戸隊のリーダー・刀羅ナツコは、7月に行われた林下詩美戦で左ひざ前十字靭帯断裂という重傷を負いリングに上がることはできないが、試合終了後にこんなツイートをキッドに向けて投稿した。

「ソルティピーチの件お前が言い出したんだからどうにかしろよ　意味とか覚悟とかTwitterで言ってねえでさっさと形で残せあほんだら」

　そんな刀羅に、キッドは「相変わらずキビシーっ！　ソルティピーチの件は私に任せておいてくれれば問題なしだよ　まあ楽しみに見ててよ、リーダー」と返信。塩と桃を合わせた“ソルティピーチ”というニックネームをつけて渡辺を煽るキッドは、いったい何を企んでいるのか。

【次ページ】　キッドと渡辺桃、2人の因縁の結末は？