SCORE CARDBACK NUMBER
秋のG1は、まさかの結末。絶対王者オカダが帰ってきた。
posted2021/11/05 07:00
text by
門馬忠雄Tadao Monma
photograph by
Getty Images
きた、きた、オカダがきた。秋開催2度目となる新日本プロレスの看板イベント、G1クライマックス。約1カ月に渡るロングサーキットを締め括る注目の優勝決定戦が10月21日、東京・日本武道館で行われた。Aブロック1位の飯伏幸太とBブロック1位のオカダ・カズチカによる激突は25分過ぎ、飯伏がフェニックススプラッシュを失敗し、右肩を脱臼。25分37秒、レフェリーストップでオカダが7年ぶり3度目の優勝を飾った。
対戦相手の不意の事故による勝利とはいえ、立派な覇者である。「新日本プロレスの中心はレインメーカー、オカダ・カズチカでしょう」と勝ち叫び、ひと呼吸して「飯伏幸太とまたやらせてください」と、飯伏との再戦を約束したのだ。