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《天皇賞・秋》ハイレベルGIで「3強」に割って入る馬が? それでも本命コントレイルの“2つの理由”「1つはコース適性。もう1つは…」
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byKYODO
posted2021/10/30 11:01
追い切りでも絶好の動きを見せていたコントレイル。「3強」に割って入る馬がいるとすれば…?
「3強」に割って入るとしたら…?
先週の菊花賞を制して勢いに乗る若武者・横山武史が騎乗するエフフォーリア(牡3歳、父エピファネイア、美浦・鹿戸雄一厩舎)にもチャンスがある。無敗で皐月賞を制し、1番人気で迎えたダービーでは、勝利を手にしかけたところでシャフリヤールに鼻差で競り負け2着に惜敗。ゲートから出して行って、道中掛かりながら最後まで伸び切ったのだから、やはり強い。若干行きたがるところがあるので、2000mは歓迎だろう。
これら「三強」に割って入るとしたら、4連勝中のヒシイグアス、前走の毎日王冠でGI馬2頭に次ぐ3着と好走したポタジェあたりか。
◎コントレイル
○エフフォーリア
▲グランアレグリア
コントレイルは絶好枠と言える1枠1番を引いた。スタートしてすぐ最初のコーナー(2コーナー)を回らなければならず、さらに、今週から内埒が3m外に移動するBコースとなるので、内が圧倒的に有利になる。元々スタートのいい馬だけに、向正面入口あたりまでは先頭を走っているかもしれない。行きたがる馬を先に行かせて好位で脚を溜め、直線で弾ける。
エフフォーリアは3枠5番。1枠1番を引いたダービーで敗れているだけに、最内枠と外枠は避けたいと思っていただろうが、いい枠を引き当てた。
グランアレグリアは、周りの出方を見ながら中団か後方で折り合いをつけやすい5枠9番と、これもいい枠だ。「スピードのある馬で秋の天皇賞を勝ちたい」と話している伯楽の思いにどう応えるか。
コントレイルの単勝と、印の順番どおりの3連単を買って、超ハイレベルの三強対決を楽しみたい。