酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
大谷翔平が「MLBの新たな歴史を作った」と断言できる2つの理由《21世紀で最大の仕事量+増える二刀流フォロワー》
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byNanae Suzuki
posted2021/10/25 17:10
二刀流としてフルシーズンを戦い抜いた大谷翔平。その偉業は、MLBに新たな価値観を提示したという意義もある
大谷に追随して二刀流を目指す選手も
おりしも、レッドソックスのアレックス・バードゥーゴや、レッズのマイケル・ローレンツェン、インディアンスのアンソニー・ゴースなど、大谷翔平に追随して二刀流を目指す選手が出てきた。
ベーブ・ルースの出現後に、アスレチックスのジミー・フォックス、ヤンキースの後輩ルー・ゲーリッグなどが本塁打を量産して本塁打ブームが到来したように、大谷翔平の後に、新たな歴史が生まれようとしている。
そう考えれば、大谷翔平の歴史的役割はくっきり見えてくるのではないか? MVPを獲得するとすればルース同様、MLBの新たな歴史を切り拓いたことへのアワードだろう。
だからこそ――筆者としては、来季も、怪我や故障なく、元気に打席に、マウンドに立ってほしい、そう願うのみ。
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