巨人は“即戦力”の廣畑敦也を狙う？ 左腕が欲しい西武は甲子園を沸かせた21歳に熱視線…目が離せない《ドラフト社会人＆独立Lリスト》

　10月11日に迫ったドラフト会議。高校生、大学生はプロ志望届を提出した選手が公表されるようになったこともあり驚きの指名は減っているが、それに比べて事前情報が少ないのが社会人と独立リーグの候補選手である。

　プロ入り前の報道量は少ないものの、今年はルーキーの栗林良吏（トヨタ自動車→広島1位）、伊藤将司（JR東日本→阪神2位）、中野拓夢（三菱自動車岡崎→阪神6位）が大活躍し、2年目の岸潤一郎（徳島インディゴソックス→西武8位）が外野の一角に定着するなど早くから戦力となる選手も多い。

　そんな一般的な知名度は低いものの確かな実力を備えた社会人と独立リーグの有力候補選手について紹介したいと思う。

“即戦力No.1”廣畑敦也はどこへ？

　まず1位指名の可能性が極めて高いのが、廣畑敦也（三菱自動車倉敷オーシャンズ）だ。昨年の都市対抗では最速154キロのストレートを武器に開幕戦で前年度優勝のJFE東日本打線を抑え込むと、続く試合ではリリーフでも好投を見せ新人賞にあたる若獅子賞を受賞。2年目の今年もシーズン開幕を告げるJABA東京スポニチ大会で大車輪の活躍を見せて、チームを優勝に導くとともに自身もMVPに輝いている。

　コンスタントに150キロを超えるストレートはもちろん多彩な変化球を扱い、コントロールも高レベルで、即戦力という意味では今年の候補全体でもナンバーワンと言える存在だ。

多くの球団から注目を集めている廣畑敦也　©︎Sankei Shimbun

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　エース菅野智之の後釜問題が大きな課題となっている巨人など、すぐに使える投手が何としてでも欲しい球団は、最初の入札で指名してくることも十分に考えられるだろう。

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