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久保建英を間近で撮って気づいた《試合前ルーティンとファールを受けた後のクセ》 韓国の至宝イ・ガンインとの共存はどうなる?
posted2021/09/16 11:00
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph by
Daisuke Nakashima
ラ・リーガの試合撮影などを精力的に行っている現地在住の日本人フォトグラファー中島大介氏。そのオリジナル写真を定期的に掲載している(関連記事からもご覧になれます)。
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9月11日、A代表ウィーク明けのリーガ4節、アスレティック・ビルバオvsマジョルカ戦を撮影しにサン・マメス・スタジアムを訪れました。カタールのドーハで行われたW杯アジア最終予選中国vs日本戦のキックオフは、スペイン時間で9月7日の17時でした。
ビルバオvsマジョルカが土曜日の9月11日に行われることになり、練習に参加できなかった時間や代表戦後の移動時間を考えると、久保のベンチスタートや不出場も考えられました。
が、1年目のマジョルカ加入直後にも、代表から戻ってすぐの試合がビルバオ戦で、途中出場からPKを獲得する活躍を見せたことが記憶にあり、ゲンを担いでビルバオを訪れました。
ちなみにですが、このリーガ4節ではセビージャvsバルサ、ビジャレアルvsアラベスが、W杯南米予選に絡んでのコロナ対策規定の影響があり延期となっています。
スタジアムに戻ってきたファンと、イ・ガンインの加入
この日は21時開始ということで90分ほど前にスタジアム周りに到着しました。
その際、1月25日のビルバオvsヘタフェ戦の撮影で訪れた時と比べて違いを2点感じました。1点は、夏時間、冬時間もあり空の明るさが全く違ったこと。
そしてもう1点が、スタジアムに通じる通りやスタジアム周りのファンの姿です(NumberWebでは上記試合のレポートに写真が出ているので、気になる方はぜひ見てみてください)。今シーズンから徐々に観客を戻し始めているリーガですが、正直ちょっとびっくりする景色でした。
ここではリーガやスペインでのコロナへの取り組みの是非は置いておきますが、マスクが写り込んでいるとはいえ、かなり以前のサッカー場の風景が戻ってきているように感じました。
キックオフ前、審判団もアップをしています。この日の副審の1名は女性の方でした。
アップの際にマジョルカに新加入したイ・ガンインは、ビルバオのスタッフとかなり親しげにしており不思議でしたが、ビルバオのマルセリーノ監督がバレンシアを率いていた際のスタッフだったのだと思います。
新サン・マメス・スタジアムになってから、選手入場の際には照明がピカピカして、かなり盛り上がる仕様になっていますが、スチールカメラ的にはただただ撮り辛いです……。