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久保建英からスパイクをもらったファンが超嬉しそう… 絶妙だったボールコントロールとお辞儀、監督も“好プレーへの労い”〈激写〉
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2021/08/30 18:00
決勝ゴールにチームメートと喜び合う久保建英
エスパニョール戦で見せた好プレーの数々
トップ下のダニ・ロドリゲスからのパスを体を進行方向に合わせて、久保は90度回転しながら利き足ではない右足でコントロール。その際の視線はすでに、ボールではなく久保を追い越してくるサイドバックのマフェオの動きを気にしているのが分かります。
そのマフェオの動きを囮にし逆サイドへ展開。そこからのクロスにヘッドで合わせましたが、シュートは枠外に外れ、悔しがります。
相手左サイドバックにプレスをかける久保。前節、相手のイエローカードを誘発したのに続き、この日も相手のミスを誘いチャンスを作りかける場面がありました。
久保にクサビのパスが入った際、トラップをせずにそのまま反転すると、一気に加速し詰めてきたマーカーを振り切ります。そしてルックアップ後、ニーニョにスルーパス。シュートは惜しくもGKに止められました。
27分、PK内でニーニョが競ったこぼれ球をダニ・ロドリゲスがシュート。待望の先制点が生まれ、喜ぶ選手たち。久保も喜びの笑みを浮かべて輪に向かいました。
この日何度も対峙したディダクとの競り合いで一瞬遅れて相手を削ってしまい、イエローカードを受ける場面もありました。
相手陣内の狭いスペースでニーニョとのパス交換で局面を突破。コンビの良さが窺えます。
試合終盤、自陣深くまで戻りピンチを防いだものの、そのままボールを持ち運ぼうとした際に、相手3枚に囲まれて危うくピンチを招きかけました。