欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
久保建英からスパイクをもらったファンが超嬉しそう… 絶妙だったボールコントロールとお辞儀、監督も“好プレーへの労い”〈激写〉
posted2021/08/30 18:00
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph by
Daisuke Nakashima
ラ・リーガの試合撮影などを精力的に行っている現地在住の日本人フォトグラファー中島大介氏。そのオリジナル写真を定期的に掲載している(※写真は関連記事からもご覧になれます)。
27日、金曜日に開催されたリーガ第3節、マジョルカvsエスパニョール戦を撮影しました。両チームともに今季の昇格組として、残留争いを勝ち抜くためにも負けられない試合でした。
アップ中の久保です。やはりサブスタート組でのアップ中よりも、引き締まった表情をしているのが印象に残りました。
選手入場、若干駆け足のような感じでピッチに入って行きました。その後、両チームの選手が健闘を誓い合います。
開始早々、ビジャレアル時代の同僚でもあるフェルナンド・ニーニョとのワンツーから、久保がシュートチャンスを演出しましたが、シュートは枠外にそれました。
この試合、久保は右サイドで先発。エスパニョールの左サイドバックのディダクが久保のマークにつきました。自陣でボールを受ける久保に対して、ディダクがプレスをかけにきましたが、ワンタッチで入れ替わりボールを持ち上がる。
序盤のこの駆け引きで2人の力関係が明確になったプレーだったと思います。なおマジョルカの北側のゴール裏席は簡易的に組み立てられたものとなっています。
相手ボランチにプレスをかける久保。ダビド・ロペスのフィードが久保の頭部にあたり、倒れこむシーンには一瞬ヒヤリとしましたが、しっかりコースを切りながら相手がプレッシャーを感じるようなプレスの証拠です。
エスパニョールの監督は、久保が在籍した2シーズン前のマジョルカの監督です。倒れ込んだ久保がピッチ外に出た際に、彼が久保に近づき何か囁いているようでした。