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馴れ初めはシドニー五輪…40歳フェデラーが“最強の愛妻家”になるまで「僕の妻です。うん、響きがいいね(笑)」
text by
山口奈緒美Naomi Yamaguchi
photograph byGetty Images
posted2021/08/08 11:03
本日8月8日はフェデラーの誕生日。妻は元テニス選手のミロスラバ“ミルカ“・バブリネックである
5年後、奇跡のように今度は男の子の双子が生まれたが、やはり生後3週間ほどで“ツアー・デビュー”した。テニスファンは皆、フェデラーの子供たちの微笑ましい成長ぶりをずっと見ている。2年前のウィンブルドンでフェデラーはこう話した。
「僕は一人でいたくないんだ。一人になるのが怖いわけではないけど、友人や家族に囲まれているのが好きだし、それが最高の環境だと思う。4人の子供たちがいつもそばにいる人生が何より幸せで、僕にとってパーフェクトだよ」
しかし、昨年からのコロナ禍で家族の同伴はままならない。走り回る子供たちの姿はなく、みんなでわいわいと食料を買い出しに行くことも、食卓を囲むこともない。コートから見上げる家族席に、ミルカの強い眼差しも穏やかな笑顔もない。
ウィンブルドンでの準々決勝敗退はショッキングで、東京回避も想定内だったが、理由は膝だけではなかったのではないだろうか。フェデラーにとって幸せでパーフェクトな環境が一日も早く戻ってくることを願ってやまない。
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