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大谷翔平6回8K無失点&187km二塁打→リリーフ炎上の不運もMLB公式が高評価… 別の試合で196勝左腕が「オオタニ」扱いで称えられたワケ

posted2021/07/20 19:10

 
大谷翔平6回8K無失点&187km二塁打→リリーフ炎上の不運もMLB公式が高評価… 別の試合で196勝左腕が「オオタニ」扱いで称えられたワケ<Number Web> photograph by Getty Images

34号本塁打を放った大谷翔平

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NumberWeb編集部

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 エンゼルスの大谷翔平は現地時間19日(日本時間20日)のアスレチックス戦に「2番・投手」で先発登板し、6回被安打3、8奪三振無失点の好投を見せ、打者としては二塁打を放ち、4打数1安打となった。チームは大谷の後を継いだリリーフ陣が崩れて1-4で敗戦した。

 この日の大谷は最速99.3マイル(約159.8km)のストレート、スライダーやカットボール、スプリットを織り交ぜた。2、3回こそ得点圏に走者を進めたものの無失点で切り抜けると、5回から6回にかけては4者連続の空振り三振に切って取り、スコアボードに「0」を並べた。

「3回以降、大谷はほぼ違う投手に」

 この好投ぶりにMLB公式サイトは「3回以降、大谷はほぼ違う投手になった。ストレート(11球)よりもスライダー(14球)を投げ、適宜カット(7球)、カーブ(7球)、スプリット(5球)を組み合わせた」と“試合中のシフトチェンジ”だったと評価。マドン監督の「スペシャル。とてもスペシャルな人間だ」との談話も紹介している。

 第2打席に115.9マイル(約186.5km)の高速打球の二塁打を放った大谷だが、援護に恵まれず。ライトの守備に入った7回には2番手のシーシェクが2つの四球後に3ラン本塁打を浴び、結果的にこれが勝敗を分ける失点となってしまった。それでも「エンゼルスが及ばなかった夜とはいえ、大谷は(投打)両面のプレーとクリエイティブさで、さらに独自性を高めている」と評価されている。

“オオタニ”の名前を出されて称えられた投手は……

 ちなみにこの日、同サイトで「7回無失点? 419フィートのHR? こっちはオオタニじゃないぜ」との見出しで取り上げられたのは、ワシントン・ナショナルズのジョン・レスターだ。

 マーリンズとの一戦で先発したレスターは7回7奪三振無失点で3勝目を挙げたのだが、10-0の大量リードで迎えた5回二死1塁、左打席に立ったレスターは真ん中に来たストレートを強振するとバックスクリーン右に叩き込んだのだ。

 これでキャリア通算196勝となった名サウスポーのレスターだが、投打にわたる活躍に「オオタニ」の名前を使って称えられる辺り、大谷の現地での注目度の高さを感じさせる。

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