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大谷翔平、オールスター出場決定+“新人時代トレカ”が117万円の高騰… 転売屋の影はあるが“家宝”としての価値は間違いなし
posted2021/07/02 17:20
text by
AkiAki
photograph by
AP/AFLO
大リーグを中心としたスポーツメモラビリアを取り上げている本記事。第1回で大谷翔平のトレーディングカードを取り上げたが、当時は開幕後すぐということもあり、一定の反響を頂けたようなのでその続編となる。
ここ数日、大谷翔平のエンジェルスは東海岸の試合ということもあって、ナイトゲームは日本時間の朝8時、デーゲームになると深夜2時が試合開始だった。イチローの現役時代にはすっかり慣れた時間だったが、久しぶりの何か懐かしい気持ちになりながら記事を書いている。
前回、大谷はリアル二刀流として活躍を始め、ルーキーイヤーに迫る高騰だと書いたのだが、その後の大谷は日々溢れるニュースでご存知の通り。現在メジャーリーグでホームラントップの28本、投手としても3勝、83奪三振――そしてオールスターもア・リーグDH部門ファン投票でトップとなり、ホームランダービーとともに初出場決定。本場のアメリカ人も驚く漫画のような世界の活躍を続けている。
大谷の“一番人気”ルーキーカードを検証
今回も比較対象とするのが、2018年の大谷翔平がデビューした年に最初に発行された直筆サイン入りのTOPPS BOWMAN CHROMEというブランドのルーキーカード。前回も記載したが、渡米後の最初の直筆サイン入りカードで大谷のルーキーカードの中でも一番人気と言われるカードとなる。
今回の検証にはこのBOWMAN CHROMEの直筆サインカードの中でも、前回対象とした499枚発行されたものではなく、さらに希少性の高い100枚限定のAtomic Refractor(直訳すると原子の屈折レンズ……キラキラした加工)カードで検証した。
公平に検証するため今回は米国の大手鑑定会社Beckett社により鑑定されたグレードBGS 9.5(カードの真偽・表面や角の状態によって本物、1~10の20段階、0.5刻みで評価されるもの)を用い、価格に関しては米国の大手オークションサイト、イーベイでの落札価格を参考に算出した。