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“サンウルブズ最多キャップ”バズ画伯が欧州遠征に挑むジェイミージャパンへ熱烈エール…直筆イラストのテーマは“七人の侍”?
text by
浅原拓真Takuma Asahara
photograph byTakuma Asahara
posted2021/06/26 11:03
SNSでも話題の“バズ画伯”こと元ラグビー日本代表・浅原拓真(33歳)。学生時代から得意だったというイラストでライオンズ戦とアイルランド戦に挑む日本代表にエールを送った
ライオンズって、以前のプロモーションで、ブリテン諸島の各地にいる猛者たちが一堂に集結して、そこから皆で船に乗って、いざ長きラグビーの旅(ツアー)に出る、みたいな映像があったんです。で、徐々に近づいて来る船を遠巻きに眺めながら、腹を括る日本ラグビーの侍たち――というのが頭のなかでパッと浮かんで、描いてみました。
実際には日本代表の選手たちが渡英して乗り込んだわけで、ライオンズもこれから始まる南アフリカツアーの前に日本代表と対戦するわけで、実は僕、映画『七人の侍』がめっちゃ好きなんですが、そのあらすじとラグビーに関連性なんかほとんどない……ですけど、まあ、そこは置いといて、自分でも「これはなかなか良い仕上がりだな」と自負しております。
左から稲垣啓太、姫野和樹、齋藤直人、ピーター・ラブスカフニ、中村亮土、リーチマイケル、松島幸太朗。僕が普段から仲良くさせてもらっていて、期待を懸ける7選手です。
姫野らと談笑する日本代表時代の浅原拓真(2018年)。『バズの部屋』ではさまざまなアートワークを公開中 ©︎Getty Images
特に今季、海外でプレーした姫野と松島の成長ぶりは、めざましいものがあります。
あのスーパーラグビーで、ハイランダーズの8番を普通に着て、普通に活躍した姫野。当たり前のように活躍するそのプレーぶりは、とてもルーキーとは思えませんでした。と同時に、ハイランダーズOBであるフミさん(田中史朗)の功績も大きいんじゃないかと想像しました。
フランスのクレルモンでプレーする松島は、とても楽しそうでした。ラグビーする喜び、楽しさがプレーににじみ出ていた。ジャパンに戻ったら、本職であるフルバックなのか、それともW杯の時みたいにウィングなのか、その起用法にも注目ですね。