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松井秀喜と大谷翔平の“ケタ外れな長打力”だからこそ… 「30年で2人」しか成し遂げなかった東京ドームでの“偉業”とは 

text by

鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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photograph byHideki Sugiyama

posted2021/06/12 11:00

松井秀喜と大谷翔平の“ケタ外れな長打力”だからこそ… 「30年で2人」しか成し遂げなかった東京ドームでの“偉業”とは<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

完成前の東京ドームを見て、長嶋茂雄は「天井にボールをぶつけることは無理だろう」とコメントしていたという。

松井と大谷のあの打球、今どこにある?

 30年前に「ボールが消える」と大騒ぎを起こした東京ドームは、その歴史の中で本当にボールを消してしまう大飛球を放った日本人メジャーリーガーの凄さを証明する場所ともなったのである。

 ちなみに松井と大谷が放った打球は、天井の隙間に吸い込まれたまま本当に消えてしまったわけではなかった。

「東京ドームの天井には傾斜があるので、入った場所によってだいたいこの辺に落ちてくるという場所が推測できます」(株式会社東京ドーム広報IR室・関直美さん)

 その法則に従い松井のボールは傾斜に沿って転がったセンターバックスクリーンの上で回収された。また大谷のボールは松井より右翼寄りから隙間に入ったため、一塁寄りに転がり、一塁側の外野ファウルゾーンの上で見つかった。

 2つのボールは回収時の写真などと共に、現在は東京ドーム内にある野球殿堂博物館に展示されている。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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