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箱根3位にも黄色信号? 強豪校だけど「少し不安を感じてしまう」“常連4校”とは〈箱根駅伝まであと半年〉 

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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photograph byYuki Suenaga

posted2021/06/02 11:03

箱根3位にも黄色信号? 強豪校だけど「少し不安を感じてしまう」“常連4校”とは〈箱根駅伝まであと半年〉<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

関東インカレでは、箱根駅伝の強豪校として今後に少し不安を感じてしまうチームも見られた

帝京大)箱根3位には「物足りない結果に」

 帝京大は昨季、箱根駅伝で総合8位に入り、4年連続でシード権を獲得した。今季は、箱根駅伝総合3位以内を目指しているが、今大会では少し物足りない結果に終わった。

 エースの遠藤大地(4年)は10000mに出場したが、26位(29分37秒19)と28分34秒88のタイムを持つ実力からすると物足りない結果に。箱根4区9位の中村風馬(4年)はハーフに出場したが63分49秒の17位。ハーフでチーム最速(63分19秒)なだけにもう少し粘り強い走りを見せて欲しかった。5000mは、森田瑛介(4年)が25位(14分34秒53)、西脇翔太(2年)が30位(14分42秒28・今大会で細谷翔馬が更新)に終わった。

 一方で、ハーフでは、細谷翔馬(4年)が62分12秒で4位に入り、ロードでの強さを見せた。昨季の全日本大学駅伝では8区9位、箱根では5区区間賞を獲っているが、今年は「エースとしての自覚」を持ち、心技ともに充実した状態で、さらにスケールアップした走りを見せてくれた。細谷以外では、箱根9区3位の橋本尚斗(4年)が10000mに出場し、16位(28分54秒13)と自己ベストの28分52秒73と同じレベルで走り、まずまずだった。

「上級生の奮起がなければ」シード権も危うい?

 例年、帝京大は上級生が活躍して、箱根で順位をキープしてきた。昨年の箱根経験者は6名残っているが、彼らの奮起がなければ総合3位以内どころか、シード権のキープも危うい。夏以降、チーム全体として調子を上げてくるだろうが、4年生が現状維持ではなく、どこまで伸びて、下級生を引っ張っていけるか。西脇、昨年の全日本大学駅伝1区18位の小野隆一朗(2年)らの成長に繋げられると選手層に厚みと勢いがつけられそうだ。

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