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山本博「僕だったら、これまでにない五輪の形をアピールする」~58歳の現役アスリート~

posted2021/04/30 07:00

 
山本博「僕だったら、これまでにない五輪の形をアピールする」~58歳の現役アスリート~<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

text by

小堀隆司

小堀隆司Takashi Kohori

PROFILE

photograph by

Hideki Sugiyama

山本博
アーチェリー男子 ロス五輪銅、アテネ五輪銀メダル

 41歳で出場した2004年のアテネ五輪で銀メダルを獲得し、「中年の星」と讃えられた山本博は58歳の今も現役のアスリートだ。パリ五輪出場を目標に掲げ、昨年は手術にまで踏み切った。過去5大会に出場し、2つのメダルを獲ってなお、情熱を駆り立てられる五輪の魅力とは何だろう。

「僕にとっては最高の舞台。アーチェリーにはテニスで言う四大大会もないし、世界選手権でメダルを獲っても新聞に写真すら載らない。誰もが熱い思いを滾らせて、目指しているのが五輪なんです。それに、獲ったメダルが銅(1984年のロサンゼルス五輪で獲得)と銀だったでしょ。あれが金だったらまた違っていたでしょうね」

 アテネで銀メダルを獲得した直後、メディアゾーンで山本は感想を求められてこう応じた。「ロスから20年かけてメダルの色が銀になったので、もう20年かけて金を目指します」と。あれから17年の歳月が流れたが、パリ五輪でメダルを獲ることは今も不可能とは考えていないという。

「まだ浮かんじゃうんだよね、アイデアが。道具を変えたり、工夫次第でまだ点数は伸ばせるはず。年に数回、今でも光ったプレーが出てくるものだから辞められない。だから痛みを取る手術が可能と聞けば、それを試さずにはいられないんです」

 過去に出場した5大会にはそれぞれ忘れられないシーンがある。中でもメダルを獲った2大会の思い出は格別だ。

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