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カープ栗林良吏 “異例のドラ1守護神”のスゴい安定感…“あの2人”以来の新人セーブ王なるか【週刊セパ記録】 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2021/04/06 11:03

カープ栗林良吏 “異例のドラ1守護神”のスゴい安定感…“あの2人”以来の新人セーブ王なるか【週刊セパ記録】<Number Web> photograph by Kyodo News

9回打ち切りの中で、栗林が見せる安定した投球はカープにとって心強いはずだ

負傷した山川の代役・呉念庭が大活躍

<3月29日から4月4日の両リーグ、投打の好成績選手>
〇パ・リーグ
打撃 ※RCは打撃の総合指標
茂木栄五郎(楽)17打7安2本8点 率.412 RC7.39
呉念庭(西)13打6安2本9点 率.462 RC6.60
中村奨吾(ロ)24打10安7点1盗 率.417 RC5.48
吉田正尚(オ)19打7安1本4点 率.368 RC5.26
中村剛也(西)16打5安1本4点 率.313 RC4.07

 楽天の茂木は開幕から7試合連続安打と好調。すでに2本塁打。西武は山川穂高、栗山巧、外崎修汰と主力陣が戦線離脱。守備の人と思われていた呉念庭が先制本塁打を打つなど絶好調。山川に代わって中軸に座ったベテランの中村剛也も4打点と勝負強さを見せつけた。オリックスは、開幕3連戦でややバットが湿っていた主砲の吉田正尚が、ようやく調子に乗ってきた。

投手 ※PRはリーグ防御率による総合指標
岸孝之(楽)1登1勝9回 率0.00 PR3.80
山本由伸(オ)1登1勝9回 率0.00 PR3.80
宮城大弥(オ)1登1勝8回 率0.00 PR3.38
鈴木昭汰(ロ)1登7回 率0.00 PR2.95
二木康太(ロ)1登1勝7回 率0.00 PR2.95

 3月30日に楽天の岸がロッテ相手に完封勝利、4月1日にはオリックスの山本由伸がソフトバンクを完封した。パ・リーグだけでなく、両リーグ合わせて完投、完封はこの2試合だけだった。

 オリックスの宮城は初戦に続いて2試合目も好投し、2勝目を挙げた。

 救援では楽天の松井裕樹が3試合に登板して3セーブ。楽天は牧田和久と渡邊佑樹もそれぞれ2ホールドと救援陣も好調をキープしている。

巨人はウィーラーが絶好調だったのだが

〇セ・リーグ
打撃
菊池涼介(広)25打12安2本3点 率.480 RC8.22
牧秀悟(De)25打11安1本9点 率.440 RC7.83
村上宗隆(ヤ)17打5安3本6点1盗 率.294 RC6.79
ウィーラー(巨)21打10安1本3点 率.476 RC6.31
塩見泰隆(ヤ)21打7安1本7点3盗 率.333 RC5.48

 広島の菊池は、守備でこそ無失策記録が途切れたが、打撃では依然好調を維持している。DeNAの「驚異の新人」牧も打率4割。外国人選手が登録されても、この好調ぶりでは控えに回しにくいところだろう。巨人は新外国人選手が来日。それもあってかウィーラーが大活躍だったが、新型コロナで陽性反応が出てしまった。本人にとっても巨人にとっても痛恨だろう。ヤクルトは主砲の村上がようやく本調子になってきたか。

投手
サンチェス(巨)1登 7回 率0.00PR2.25
髙橋優貴(巨)1登1勝 7回 率0.00 PR2.25
森下暢仁(広)1登1勝 6回 率0.00 PR1.93
阪口皓亮(De)1登1勝 5回 率0.00 PR1.61
金久保優斗(ヤ)1登5回 率0.00 PR1.61

巨人はエース菅野智之が登録抹消になったが、サンチェス、髙橋と先発陣が健闘した。DeNAの阪口皓亮は4年目でプロ初勝利をマーク。ヤクルトの金久保はまだ通算0勝、この週に登板した巨人戦でも勝ち星はつかなかったが、5回零封の好投を見せた。救援陣では巨人のデラロサと広島の栗林が2セーブを挙げ、昨年の最多ホールド、ヤクルトの清水昇が4ホールドと安定した投球を見せた。

【次ページ】 新人でセーブ王を取った過去2人の名前は?

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