2020年M-1・全員インタビューBACK NUMBER
「最悪や!」事件のニューヨークくらい爪痕残したかった…「M-1最下位なのに微妙?」東京ホテイソンの後悔
text by
中村計Kei Nakamura
photograph byShigeki Yamamoto
posted2021/04/04 11:03
東京ホテイソンのたける(左、ツッコミ)とショーゴ(右、ボケ)
ショーゴ まさか最下位はないと思っていたんですけど、点数が出た瞬間、「えっ? ひょっとして最下位?」って。松本さんの86点を見たあたりから記憶が飛んじゃいました。
たける 僕はあの点数を見た瞬間、ここで「ありがとうございました」だけで去ったら、終わると思って、なんかずっと喋ってました。
――たくましかったですよね。
ショーゴ 僕は審査員の言葉も、ぜんぜん頭に入ってこなくて。それで、松本さんの「Tシャツ気になるわ!」というイジリで、「そうだ、今、M-1に出てるんだ」とようやく我に返りました。
――あそこでも、たけるさんが「布袋尊(の絵柄が入ったTシャツ)です。ビームスで売ってるんです」とフォローしてくれていましたよね。
ショーゴ 僕も何か言ってましたけど、後で見返したら、たけるの言ったこと復唱しているだけでした。
――あれはM-1用に購入したのですか?
ショーゴ マネージャーが布袋尊のイラスト入りのシャツを見つけたから、買ってあげようか、って。たまに服を買ってくれるんです。
たける ショーゴが服に無頓着すぎて、ヨレヨレのやつで出ちゃったりするんで。
ショーゴ あの布袋尊Tシャツ、松本さんが「気になるわ!」と言った5分後に完売したそうですよ。
「最悪や!」ニューヨークさんくらい爪痕を残したかった
――たけるさんは、最後の最後まで「久しぶりじゃないですか、こんな前期のM-1みたいな点数が出るのは」と食い下がっていましたね。