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「最悪や!」事件のニューヨークくらい爪痕残したかった…「M-1最下位なのに微妙?」東京ホテイソンの後悔

posted2021/04/04 11:03

 
「最悪や!」事件のニューヨークくらい爪痕残したかった…「M-1最下位なのに微妙?」東京ホテイソンの後悔<Number Web> photograph by Shigeki Yamamoto

東京ホテイソンのたける(左、ツッコミ)とショーゴ(右、ボケ)

text by

中村計

中村計Kei Nakamura

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photograph by

Shigeki Yamamoto

「あれは漫才じゃない」――2020年のM-1はなぜあれほどの賛否を呼んだのか? 出場した漫才師たちのインタビューから、その答えに迫っていく。
 26歳ショーゴ、25歳たける、今大会最年少だった東京ホテイソン。謎解きのネタ、「い~や、アンミカ」という独特なツッコミで強烈な印象を残したが結果は最下位。「もっと審査員に怒られたかった」と語る2人の真意とは?(全3回の2回目/#1#3へ)

――お2人とも「2番」を予感していたそうですが、実際、本当に2番目に名前を呼ばれたときはいかがでしたか。

ショーゴ リアクション、めっちゃ速かったはずです。シュッって立ち上がった。たけるはちょっと遅れたな。

たける ああ、本当に来ちゃった、と。

M-1のスタジオは天国で、審査員は七福神

――本番のせり上がりは落ち着いてできましたか。

ショーゴ リハほどの緊張はなかったですね。とりあえず、自分のことよりも相方の心配をしていました。大丈夫かな、って。でも、セリに乗った瞬間、たけるの方を向いたら、意外と顔がしっかりしていたので、これは大丈夫だろうなと思いました。たけるがネタを飛ばすときって、顔でだいたいわかるんです。普通のライブの時と一緒の顔をしていました。

たける あのときは楽しみの方が強かったんで。

――扉が開いたときの景色や光量は、リハとはまたぜんぜん違ったのではないですか。

ショーゴ 照明がすごかった。ほんと、天国みたいな。

――天国?

たける 極楽浄土みたいでした。右側の(審査員)席には仏様みたいな人がいっぱいいるわけじゃないですか。7人なので、まさに七福神。

ショーゴ でもマイクの前に立ったら、もう、普通のライブと同じでしたね。1発目のツッコミでしっかり拍手も来たので、よしって。これで最低でも(放送)事故にはならないぞと思いました。あとは、「点数がどう出るかな」と。たけるは、チラチラ(司会の)上戸彩さんのほうを見てたよな。

たける 左向いてツッコむとき、対角線上に上戸彩さんがいて、かわいいなと思いながら見てました。それくらい余裕はあったんですよ。

松本さん「気になるわ!」5分後にTシャツが完売

――点数ですが、左から「86」(オール巨人)、「91」(サンドウィッチマン・富澤)、「85」(ナイツ・塙)、「89」(志らく)、「88」(中川家・礼二)、「86」(松本人志)、「92」(上沼恵美子)で、合計は「617」でした。

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