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“ドーハ組”井原正巳が選ぶ日本代表史上最高のセンターバックは誰?「冨安健洋には“この3人”を追い抜いて欲しい」

posted2021/03/25 11:03

 
“ドーハ組”井原正巳が選ぶ日本代表史上最高のセンターバックは誰?「冨安健洋には“この3人”を追い抜いて欲しい」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

93年10月、アメリカW杯最終予選イラク戦のスタメン。右から森保一、堀池巧、井原正巳、松永成立、柱谷哲二

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飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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JIJI PRESS

 五輪世代で唯一、日韓戦、モンゴルとのW杯予選を行うA代表に選出された冨安健洋。そんな冨安をセンターバックとして育て上げ、プロデビューへと導いた井原正巳。井原に“教え子”冨安のこと、そして、“ドーハ組”の盟友、森保一監督についても訊いた。(全2回の1回目/前編はこちら)。

――冨安選手がどんな選手なのか森保監督に伝える機会があったと。どんなことを伝えたんですか?

井原 スピードもあるし、左右両足で同じように蹴れる。それにボランチもセンターバックもできるし、3バックの真ん中、両サイドもできるユーティリティな選手だと。森保監督も冨安のことをかなり気にしてくれたみたいです。もちろん最初はA代表というより、オリンピック代表として関心があったのかなと思いますけど。

――実際、2019年1月のアジアカップ初戦のトルクメニスタン戦では、ボランチとして起用されましたね。

井原 そうでしたね。対戦相手やチーム状況とか、いろんな要素を含めてのボランチ起用だったと思うんですけど、大事な初戦で起用するくらいだから、よほど評価していたんでしょうね。

吉田麻也もメールで「冨安は凄いです」

――その後、一昨年にシント=トロイデンからセリエAのボローニャに移籍しました。今ではユベントス移籍とか、プレミアリーグ入りとかの噂まで出るようになりました。冨安選手が出場する試合をご覧になることはありますか?

井原 ありますよ。ボローニャへの移籍当初はサイドバックで出ていて、その後センターバックでもプレーするようになった。この前(1月24日)のユベントス戦では前半はセンターバック、後半はサイドバックとポジションを変えたり。守備を重視するイタリアでセンターバックを任されていること自体が凄いし、サイドバックをやったことでプレーの幅も広がったと思うんですよね。そもそもサイドバックとセンターバックの両方ができる選手自体が希少。本当の能力がないとできないですから。ボローニャの試合を見ていると、対峙するFWの能力が半端じゃない。そういう相手と日々渡り合っているんだから、世界のどのリーグでもやれるなと感じています。

――冨安選手がヨーロッパに移籍してから、再会する機会はありましたか?

井原 再会はないですけど、連絡は取ったりしています。代表戦の後に「おつかれさん」とメッセージを送ったり。冨安に「今度、イタリアの試合を見に行きたいんだけど」といった連絡もしていたんですけど、コロナの影響で行けなかったのは残念でしたね。吉田麻也とも親しくさせてもらっていて、「冨安は凄いです」というメールを麻也がくれたりして。日本代表史上、最高のセンターバックコンビになってほしいですね、彼らには。

日本代表史上、最高のセンターバックは?

――日本代表史上、歴代最高のセンターバックは誰だと思っていますか? ご自身でも構いません。

【次ページ】 日本代表史上、最高のセンターバックは?

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