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“ドーハ組”井原正巳が選ぶ日本代表史上最高のセンターバックは誰?「冨安健洋には“この3人”を追い抜いて欲しい」
posted2021/03/25 11:03
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph by
JIJI PRESS
――冨安選手がどんな選手なのか森保監督に伝える機会があったと。どんなことを伝えたんですか?
井原 スピードもあるし、左右両足で同じように蹴れる。それにボランチもセンターバックもできるし、3バックの真ん中、両サイドもできるユーティリティな選手だと。森保監督も冨安のことをかなり気にしてくれたみたいです。もちろん最初はA代表というより、オリンピック代表として関心があったのかなと思いますけど。
――実際、2019年1月のアジアカップ初戦のトルクメニスタン戦では、ボランチとして起用されましたね。
井原 そうでしたね。対戦相手やチーム状況とか、いろんな要素を含めてのボランチ起用だったと思うんですけど、大事な初戦で起用するくらいだから、よほど評価していたんでしょうね。
吉田麻也もメールで「冨安は凄いです」
――その後、一昨年にシント=トロイデンからセリエAのボローニャに移籍しました。今ではユベントス移籍とか、プレミアリーグ入りとかの噂まで出るようになりました。冨安選手が出場する試合をご覧になることはありますか?
井原 ありますよ。ボローニャへの移籍当初はサイドバックで出ていて、その後センターバックでもプレーするようになった。この前(1月24日)のユベントス戦では前半はセンターバック、後半はサイドバックとポジションを変えたり。守備を重視するイタリアでセンターバックを任されていること自体が凄いし、サイドバックをやったことでプレーの幅も広がったと思うんですよね。そもそもサイドバックとセンターバックの両方ができる選手自体が希少。本当の能力がないとできないですから。ボローニャの試合を見ていると、対峙するFWの能力が半端じゃない。そういう相手と日々渡り合っているんだから、世界のどのリーグでもやれるなと感じています。
――冨安選手がヨーロッパに移籍してから、再会する機会はありましたか?
井原 再会はないですけど、連絡は取ったりしています。代表戦の後に「おつかれさん」とメッセージを送ったり。冨安に「今度、イタリアの試合を見に行きたいんだけど」といった連絡もしていたんですけど、コロナの影響で行けなかったのは残念でしたね。吉田麻也とも親しくさせてもらっていて、「冨安は凄いです」というメールを麻也がくれたりして。日本代表史上、最高のセンターバックコンビになってほしいですね、彼らには。
日本代表史上、最高のセンターバックは?
――日本代表史上、歴代最高のセンターバックは誰だと思っていますか? ご自身でも構いません。