神大）スタミナ型よりもスピード重視 

　神奈川大学も非常に堅実なスカウティングを見せている。スタミナ型よりもスピード重視の傾向だ。

　都大路組では、県長距離記録会（5000m）で奈良県の高校生として初めて13分台をマークした中原優人（智辯カレッジ・13分58秒80）、1日25キロのジョグを欠かさないという1区36位の園田勢（鳥栖工業・14分01秒08）、高校から陸上を始めて3区26位の飯塚厚（浜松商業・14分28秒13）など、個性豊かなメンバーが集まった。さらに、フィジカルもあり、安定した力を発揮できる小原快都（仙台育英・14分10秒23）、7区5位の内山喜宝（東京農大二・14分24秒76）、大きな走りが魅力の中井涼真（西脇工業・14分25秒45）らが入学予定だ。

　神奈川大は、今年も予選会からのスタートになる。前回の箱根に出走した1年生の宇津野篤、高橋銀河、10区2位と素晴らしい走りをした佐々木亮輔らに加え、力のある3年生が引っ張る新体制になるが、スピードがあるルーキーが予選会で大きな仕事をしてくれそうだ。

日体大）「6名卒業」の穴を埋められるか？

　日体大はタイム以上に強い選手をスカウティングしている。

　全国高等学校陸上競技大会3000mSCで優勝し、都大路は3区20位の分須尊紀（東京農大二・14分23秒00）は主将も務め、攻めの走りがモットーだ。さらに6区5位と好走した田中廉（大牟田・14分08秒15）、3区28位の渡野幹大（鎮西学院・14分14秒64）、6区7位の植松孝太（佐久長聖・14分05秒34）らが進学予定だ。

　10000m27分58秒52のタイムを持つ池田耀平（4年）をはじめ、箱根に出走した4年生が6名卒業するのは大きいが、その穴をルーキーたちがどのくらい埋めていくことができるだろうか。

池田耀平　©Yuki Suenaga

専修大）都大路・驚異の22人抜き留学生が入学

　専修大には、都大路3区2位の走りで驚異の22人抜きを見せたダンカン・キサイサ（大分東明・13分39秒16）、2区32位の千代島宗汰（鳥栖工業・14分30秒45）らが進学予定で、2年連続での予選会突破を目指すことになる。

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