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【祝23歳】高校生の八村塁が驚いたマイケル・ジョーダンの大きな手/NBAでの姿は野茂&ヒデを見ているようだ
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGetty Images
posted2021/02/08 11:01
NBA2年目を迎える八村塁。昨季の経験値を生かし、パワーアップした姿を見せている
<名言2>
八村くんは野茂英雄や中田英寿と同じですよ。
(スチャダラパー・Bose/NumberWeb 2020年11月26日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/845971
◇解説◇
30年来のニューヨーク・ニックスファンを公言するのは、日本を代表するHIP HOPアーティストのBoseさんだ。現在もNBA Rakuten『俺達のNBA!!』MCを務めるなど、今でもそのNBA熱は衰えていない。Numberの取材でもNBAの今昔をたっぷり語ってくれた。
「もうめちゃくちゃ変わりましたよ。もちろんずっと変化はしていたけど、特に5年ほど前、(ゴールデンステート・)ウォリアーズの黄金期から急激に変わりました。それまでは3Pシュートを多投するようなチームが勝てるわけがないと言われていたのが、今やビッグマンでも3Pを打てないと駄目な時代。ここ3年くらいで完全にそうなりました。
世界を変えちゃったのはステフィン・カリーです。NBAのイチローだと思えばわかりやすくて、こんなの絶対に通用しないよって言われていた人が、通用するどころか競技の在り方を変えてしまった。小さくても、細くても良かったんだって」
SNSの進化やスタッツを取り入れた中継技術の向上、さらには視聴手段の多様性など、「NBAを身近に感じられる」ことが再び人気に火をつけているのでは、と分析した。さらにBoseさんが強調したのが八村塁の存在だ。
野茂、中田のように八村を追う
「多くの人は、野茂(英雄)が投げてる試合でメジャーに親しんで、中田(英寿)が出る試合でセリエAに詳しくなったでしょう。昔はただただ観るだけだったのが、八村くんという接点を持って楽しめるわけですからね」
かつての野茂や中田の姿に夢中になった子どもたちが溢れたように、世界最高峰の選手たちとマッチアップする八村の姿は、多くの少年・少女がバスケットボールを手にする理由になる。
「まずは八村くんを追いかけて、レブロンやカリーとの対戦を観るだけでもいまのNBAを十分に楽しめるはず」
八村は今季も、NBA通のBoseさんを唸らすようなプレーを見せてくれるだろうか。