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【RIZIN】堀口恭司が濃密な“豪快KO”でチャンピオン朝倉海にリベンジ 「前回負けて、親が泣いていたんです」 

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橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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photograph byRIZIN FF Susumu Nagao

posted2021/01/01 17:06

【RIZIN】堀口恭司が濃密な“豪快KO”でチャンピオン朝倉海にリベンジ 「前回負けて、親が泣いていたんです」<Number Web> photograph by RIZIN FF Susumu Nagao

堀口恭司はRIZIN大晦日大会でチャンピオン朝倉海を破り、ベルトを取り戻した

「前回負けて、親が泣いていたんですよ」

 堀口は2021年、ベラトール王座の奪還も狙う。曰く「貸したもんは返してもらわないと」。これ以上ないほどの上機嫌、コメントも絶好調だ。リング上では会心の勝利に何度も雄叫びを上げた。勝利者インタビューでは声が枯れていたほどだ。自分が勝ったというだけではここまで喜ばないと新チャンピオンは言う。

「前回負けて、親が泣いていたんですよ。今日はまだ会ってないですけど、笑顔にできたかなって」

 ファンや親、周囲の人間を笑顔にさせることに勝利の意味を見出しているのだ。それが、堀口恭司が過ごした雌伏の501日の重みだった。

 榊原信行CEOは、この対戦を筆頭に今のRIZINには「オリジナルストーリー」があると言った。堀口と海はこれで1勝1敗、プロモーターとしては3戦目が組みやすい流れだと語っている。

 ただしばらくは、終わったばかりの2戦目、その濃さと豊かさを何度も噛みしめたい。それだけの勝負を、堀口恭司と朝倉海は見せてくれた。

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