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【サッカー熱愛事情】W不倫ブッフォンにイタリア騒然…レオナルドは“CL婚” ガットゥーゾは意外と純情派
text by
弓削高志Takashi Yuge
photograph byGetty Images
posted2021/01/01 17:00
ブッフォンとW不倫の末に結ばれたダミーコ女史。カルチョの国はピッチ外の恋愛事情もアツアツである
イタリアSKYでダミーコの後輩にあたる女性司会者アンナ・ビッロー(44歳)も熱愛ぶりでは負けていません。金髪と青い目のチャーミングな彼女は、生番組中に仰天告白を受けました。
「いやー、バルセロナを引いちゃったよ。参ったな。ところでアンナ、僕と結婚してくれるかい?」
2012-13シーズンのCL決勝トーナメント準々決勝組み合わせ抽選会の生中継中、ニヨンの会場からスタジオへ突然プロポーズしてきたのは、パリSGのSDレオナルドです。
番組司会だったビッローはスタジオで「え、え」と固まりました。TVの前の僕は、吹き出したお茶をあわてて拭きながら画面に釘付けです。
レオナルドがミラン監督だった09年から彼らは事実婚状態の関係でしたが、いくら茶目っ気を込めていたとしても「結婚」とは軽々しく口にできる言葉ではないから、告白が真剣であることは明らか。
「よく言った! ヒューヒュー」
いくら大舞台や生放送に慣れているとはいえ、プロポーズという人生のいち大事に動転したビッロー女史はすっかり赤面し「家で落ち着いて話しましょ」と応えるのが精一杯。
スタジオゲストだったコスタクルタが旧友レオナルドを「よく言った! ヒューヒュー」と囃し立て、「早くイエスかノーか答えなよ」とけしかけたおかげもあってか? 結局彼女は笑顔でプロポーズを受け入れ、全員ハッピーな結末に。2人の男児を出産した彼女は、サッカーTV界の新女王となるべく、今季も溌剌と司会業をこなしています。
ブッフォンやレオナルドの伴侶たちは決して“トロフィー・ワイフ”には収まらないし、そんな扱いをされたらむしろ激怒するでしょう。彼女たちはサッカー選手と同じように、自らの人生の成功者となることを望んでいるからです。
恋愛もサッカーもフィジカルとメンタルの勝負
キャリアもアモーレも成功したい。男も女もセクシーであろうとする。
こうなると、恋愛もサッカーもフィジカルとメンタルの勝負のように思えてきます。愛は肉欲と結びつきやすいですから、ゴシップにも行き着きやすい。
しかし、アモーレの国には、一途な“純愛派”もちゃんと生き残っています。