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「日本のステフィン・カリー」と紹介された富永啓生、全米最強の大学Lから“高確率3ポイント”でNBAへ?
text by
永塚和志Kaz Nagatsuka
photograph byRanger College/Tommy Wells , UNL Athletics
posted2020/12/06 11:01
レンジャー短大でプレーする富永。1年目で31試合に出場し、1試合平均16.8得点、3Pシュート成功率47.9%と活躍
「必ずNBAスカウトたちのレーダーにひっかかるはず」
「現在のNBAはすべてがアナリティクス(分析)に基づいている。ケイセイがあれだけの確率で3Pを決め続けていれば必ずNBAスカウトたちのレーダーにひっかかるはず。彼には必ずチャンスが巡ってくる。間違いない」(ホイバーグ氏)
ネブラスカ大バスケットボール部が使用するピナクル・バンク・アリーナは収容人数が約1万6000人とプロ並みの箱で、近年は人気が高まり毎試合満員になっている。大きく負け越したにも関わらず、昨季はディビジョン1で全米11位となる平均1万5605人の観衆数をマークした。
「施設も環境も整っていて、本当に楽しみです」(富永)
NCAAのディビジョン1では昨シーズンから国際ルールに合わせて3Pラインが遠くなったこともある。よりプロ並みの環境へと移行することは、富永にとって上を目指すための“予行演習”がしやすくなってくるとも言えるのではないか。
こうなると、観る側のこちらは富永がネブラスカへ行くまであと1年待たねばならないのが、もどかしい。