Number ExBACK NUMBER
「僕がボコボコにされたシリーズですね…」清原和博が明かす、あの“28年前”野村ヤクルトとのニガい記憶
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byTakuya Sugiyama
posted2020/12/03 17:05
現役時代、10度の日本シリーズを経験した清原和博が当時の記憶を辿る
野村監督が何を言おうが……
清原交代の後、西武は10回表に秋山幸二の犠飛で勝ち越し。2-1で激戦を制し、日本一に輝いた。だが、優勝の瞬間、ベンチに下がっていた清原にとっては苦い思い出の残るシリーズだった。
翌93年の日本シリーズも、同じ対戦となり、今度はヤクルトが4勝3敗で日本一を奪い返した。清原は再び4番として全試合にフル出場し29打数9安打2本塁打6打点。チームとしては敗れたものの、敢闘賞に選出された。
「前の年の轍を踏まないということで、野村監督が何を言おうが、何を仕掛けてこようが、ヤクルトのピッチャーに対して平常心で打席に立つことができたので、打ち返せたのかもしれない。92年は優勝しましたけど、僕自身としての充実感はなかった。93年は負けてしまいましたが、僕自身のバッターとしての戦いには勝ったという感じですね」
Number1016号では、清原和博インタビュー「親心の森監督と、神の長嶋監督と」を掲載。西武時代に経験した8度の日本シリーズと巨人時代の2度の日本一について語っています。ぜひ誌面にてご確認ください。