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　こういった盤面以外の注目度アップについて、中村七段はNumberWebにて連載する「進取の将棋」でこのように話している。

「インターネット動画（中継）は、普段行われている将棋との親和性が非常に高かったです。コメントを寄せ合って盛り上がったり、長考に入った際も対局中の食事やおやつの情報、和服姿など対局の服装、そして『昼食の注文って、こんな風に取っているんだ』といった細かな部分まで（笑）。つまり、従来の映像では見られなかった『長時間の対局』が可視化されたんです」

　以前はテレビのニュースなどで見る将棋の映像は対局開始や投了の瞬間くらいだっただけに、棋士を取り巻く様々なモノや行動を思いをはせられる。マスク1つをとっても、“観る将”を引き付けるエンターテインメントになっているのは確かだ。