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G1準優勝SANADAへの予感とスマートな観客席への寂しさ。~“激しく”観戦できる日を願う~
posted2020/11/05 08:00
text by
門馬忠雄Tadao Monma
photograph by
Getty Images
秋にずれ込んだ新日本プロレスの看板イベント、G1クライマックスが10月18日、東京・両国国技館で幕を閉じた。
終わってみれば、DDT出身・飯伏幸太の2連覇である。Aブロック1位の飯伏は、これで来年1月4、5日の東京ドーム大会でのIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王座挑戦権利証獲得が決定的となった。
優勝決定戦の相手は、Bブロック1位のSANADAだった。飯伏は30分過ぎ、SANADAが繰り出すオコーナーブリッジ(後方回転足折り固め)をしのぎ、ハイキックで反撃。得意のカミゴェ(ヒザ蹴り)を決めてピンフォールを奪った。優勝決定戦での35分12秒決着は、大会史上最長の熱闘タイムだった。