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内川聖一「『僕は生え抜きじゃない』という遠慮が心のどこかに残っていました」監督がかけた言葉とは 

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posted2020/11/03 21:15

内川聖一「『僕は生え抜きじゃない』という遠慮が心のどこかに残っていました」監督がかけた言葉とは<Number Web> photograph by KYODO

ウエスタン・リーグ最終戦を終え、セレモニーで涙をこらえあいさつするソフトバンク・内川

自分のアゴで役に立つならば……

 

<名言3>

「自分のアゴで役に立つならば喜んで」
(内川聖一/792号 2011年11月25日発売)

◇解説◇

 ソフトバンクに移籍した2010年の秋季キャンプで、最初に内川に声を掛けたのは当時の主将・小久保裕紀だった。

「お前のトレードマークのアゴをさわっていいかな?」

 チームに溶け込めるようにとの気遣いを内川は感じ取った。

「横浜時代は、アゴをさわられるのは、道化の材料として使われているようで嫌だったのですが、ソフトバンクでは“チームが一つになる”という目的がはっきりしていましたから素直に受け入れることができました」

 2011年、リーグ優勝を決めた10月1日の西武戦では、秋山幸二監督に続き、選手では最初に内川が胴上げされた。

 チームに溶け込み、認められた証しだった。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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