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ナダルとフェデラーのV20 ~芝の王者とクレーの王者、21勝目はどちらに~
posted2020/11/01 08:00
text by
小川勝Masaru Ogawa
photograph by
Getty Images
テニスの全仏オープンでラファエル・ナダルが優勝、全仏オープンでは13回目の優勝となって、グランドスラム大会の通算優勝回数としては20回に到達、ロジャー・フェデラーの優勝回数と並んで、歴代1位タイとなった。
ノバク・ジョコビッチとの対戦となった決勝戦では、第3セットこそ5-5となる接戦だったが、結局は7-5で勝ってセットカウントは3-0での勝利となった。ナダルは1回戦からすべての試合を3-0で勝利して、1000人に制限されたメーンコートの観客席でも、母国スペインの国旗が見られた。クレーコートの王者として、全仏オープンの歴史上、すでに最高の成績を収めているナダルだが、13回目の優勝で成績をまたひとつ積み上げたのだ。2020年の大会は通常の5月から6月ではなく、新型コロナウイルス感染症の拡大によって10月に延びた大会だったが、ナダルのクレーコートにおける強さは同じだった。