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「クイズは、私にとっての“回り道”です」 美しすぎるクイズプレーヤー・鈴木光が明かした東大生活
text by
鈴木光Hikaru Suzuki
photograph byWataru Sato
posted2020/10/25 00:00
企業の業績予想、株価予想をする自主ゼミに入ってます
――鈴木さんは現在1年生ですが、サークルには入っているんですか?
鈴木 クイズ研究会に籍を置いていて、あと、瀧本哲史さんが主催していらっしゃる、瀧本ゼミという団体に参加しています。企業分析をするゼミで、自分の気になる株の銘柄を探してきて、その業績予想をしたりとか、株価を予想したりとか、そんなゼミです。
――なんでまた、そうしたゼミに入ったんですか?
鈴木 将来は企業法務に関する弁護士になりたいと思っていて、企業の活動の仕方や経済の仕組みに関心があったんです。プレゼンをしては、意見を出し合い、叩くところは叩いてって感じでやっています。20人くらい同期がいたんですけど、途中で「起業したい」っていなくなっちゃう子もいました。たしか、仮想通貨の記事を専門的に配信するメディアを作るとか言っていましたけど。
今、推している銘柄は……
――ちなみに鈴木さんが今、推している銘柄は何ですか?
鈴木 お医者さんや病院に提供する「医療情報」を扱う企業に注目しています。製薬、医療器具含め、医療の世界にはいろんな市場がありますが、中でも情報を扱う分野は成長株じゃないかと。まだまだ勉強中ですが、そういうことを知っていくと、いろんな世界があるんだなって面白いです。
――情報はどうやって集めているんですか?
鈴木 英語力を落とさないようにということもあるのですが『ブルームバーグ』や『ニューズウィーク』に目を通したりしています。最近気になっているニュースは、北朝鮮ミサイルをめぐる国際関係です。ミサイルが発射された日は、日経、すごく落としますよね。
――株価への影響にも注意を払ってるんですね。
鈴木 ホットな話題は経済に影響するし、経済は社会に影響を及ぼすということが分かり始めた感じがしています。