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守られるべきルールとモラル。~阪神・矢野監督の行いと“トリキ錬金術”との共通点~
posted2020/10/25 08:00
1強5弱のセではAクラスでも胸は張れず、矢野監督の顔色は冴えない
text by

鷲田康Yasushi Washida
photograph by
KYODO
ルールとモラルはいつも追っかけっこである。
10月1日から始まったGo to イートキャンペーン。すぐさま話題になったのは“トリキ錬金術”だった。キャンペーンを利用してオンライン予約をすると付与される1000円分のポイントを入手するために、居酒屋チェーン・鳥貴族を予約し、298円均一(税込み327円)の商品を1つだけオーダーして帰る。差し引き673円分の得を生み出す“錬金術”というわけだ。
ルールの上では問題ない。そんな抜け穴のある制度を作った側の問題なのも確かだ。ただそういう制度の穴を突くことが賢い、頭のいいことなのか。それとも制度の趣旨を理解し、モラルを持って利用するのか。そこはもはや個人の資質にしか答えはないだろう。
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