「8回の男」固定が好成績につながっている

　8月をファームで暮らしたのちに9月7日に香月一也との電撃トレードでロッテに加入する。翌日にはマウンドに上がったが、以後のロッテでの戦績。

9月8日（日）6回3人目H
9月11日（オ）8回2人目H
9月19日（日）7回4人目
9月20日（日）10回3人目S
9月23日（楽）8回4人目
9月25日（ソ）8回3人目H
9月27日（ソ）8回4人目
9月29日（日）8回2人目H
9月30日（日）8回3人目H
10月2日（西）10回3人目●
10月3日（西）8回4人目H

　6回、7回、延長10回に投げることはあったが、11度の登板で7度が8回の登板となっている。7回の唐川侑己の後を受けて9回のクローザー益田直也につなぐ「勝利の方程式」にパチッとはまり込んでいるのだ。

　だからブルペンコーチの指示が出る前に心の準備をすることができる。吉井理人投手コーチは“澤村まかせたで、ほな”と全幅の信頼を寄せた。そうした信頼関係が、好成績につながっているのだ。澤村は「8回の男」になったことで復活したのではないか。

　投手は「メンタルの生き物」だとつくづく思う。信頼関係が確立されれば、生き返ることもあるのだ。こういう形での「投手再生」が増えればいいと思う。

ロッテはチームの週間防御率も、1.67！

＜9月28日から10月4日までの1週間の成績＞
【パ・リーグ】
○チーム成績
1ソフトバンク6試合5勝1敗0分 率.833
打率.253 防率3.74
2ロッテ6試合4勝2敗0分 率.667
打率.230 防率1.67
3オリックス6試合3勝3敗0分 率.500
打率.271 防率3.00
3楽天6試合3勝3敗0分 率.500
打率.248 防率3.57
5西武6試合2勝4敗0分 率.333
打率.159 防率4.24
6日本ハム6試合1勝5敗0分 率.167
打率.215 防率4.41

　1位ソフトバンクと2位ロッテが好調。ロッテはチーム防御率1.67。5位西武はチーム打率.159と打線がまったくの不振に陥っている。

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