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石川祐希、イタリア6年目の自覚。
「頼られる存在になりたいですね」 

text by

石井宏美

石井宏美Hiromi Ishii

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photograph byAFLO

posted2020/08/10 20:00

石川祐希、イタリア6年目の自覚。「頼られる存在になりたいですね」<Number Web> photograph by AFLO

イタリアへ渡る前にリモート取材に応じた石川祐希。新天地ミラノでの成長を力強く語った。

まずはプレーで信頼を勝ち取る。

 ブラジル男子代表のキャプテン、ブルーノ・レゼンデのようなリーダーシップがロールモデル。常にチームの中心でありたいというシンプルな思いと、海外のチームの中心であり続けることが、今後の自身のキャリアの見据えた上でも重要なことだと考えている石川は、いつか海外のクラブでキャプテンを経験したいとも考えている。そのために、今、自分ができることを積み重ねていく。

「チームメイトを動かすような指示は少しずつ出せるようになってきましたが、もっとスムーズに出せるようにならないと。監督とのコミュニケーションも全く問題なくやれるようにならないと信頼される選手にはなれません。そういった意味でもコミュニケーションは大事に取り組んでいきたい部分です。なによりも、自分のプレーが常に安定していなければ、リーダーシップをとったところで信頼されないですからね。だからこそ、まずはプレーでチームを引っ張れる選手にならないと」

 チームとしての目標は「昨季以上の4位以内」、個人の目標は「チームの目標達成に貢献すること。プレーオフにスタメンとして出場することを最低限のラインに」という。

 リーグ戦開幕は9月27日。まずは13日から行われるカップ戦で2020-21シーズンがスタート。「世界のトッププレーヤーになる」という目標に向けた石川の戦いが再び始まる。

 

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