リーガ・エスパニョーラ最前線BACK NUMBER
選手生命危機の大ケガを克服した、
カソルラとブルーノの移籍&引退。
text by
横井伸幸Nobuyuki Yokoi
photograph byGetty Images
posted2020/07/26 20:00
エル・マドリガルでのラストゲームを飾ったサンティ・カソルラ(右)とブルーノ。ビジャレアルの一時代がひと区切りを迎えた。
ビジャレアルは2人の功績を称えて。
カソルラ同様、ブルーノも契約延長を勝ち取ることはできただろう。
だが、彼もまた潔く退くことを選んだ。
「自分の年齢と、辛い3年間を過ごしたことを考えて決めた。最終的に試合に戻ることはできたけれど、ここで辞めるのが最良だと思う。引き際を知らなきゃいけない」
2人にとってビジャレアルでの最後の試合が終わった後、フェルナンド・ロイグ会長はエル・マドリガルスタジアム(現名称はエスタディオ・デ・セラミカ)の近くにビジャレアル版ウォーク・オブ・フェイム(功績を称え、名前などを彫り込んだ歩道)を設けることを明らかにした。
カソルラとブルーノは、そこに名を刻む最初の選手となる。