イチローの名言
身体がジャスティン・ボーアみたいな重さだったんで、軽くなりました。
イチロー(MLB)
2020/07/30
2016年夏、MLB通算3000本安打を達成し、プレッシャーから解放されたイチローの発言である。現在、阪神でプレーするボーアとイチローはマーリンズ時代のチームメイト。移籍当初は誰もがスターの前で遠慮しがちな中、まだ実績のなかったボーアだけが話しかけていたという。どこか抜けていて、人懐っこい大男をイチローは、こう揶揄しながらも可愛がっていた。そんなボーアは、日本でも人気者になりつつある。開幕当初こそ不振に喘いだが、セ・リーグ全球団から本塁打を記録するなど、上昇気流に乗り始めた阪神の象徴になっている。バットだけでなく、193センチ122キロの体躯を揺らしながら果敢に次塁を狙う激走、ユニホームを泥だらけにしながら白球を追う“ハッスルプレー”は、すでに多くのファンの心を掴んでいる。
Number1005号(2020/06/18)