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スタジアムとラジオの言葉。
~捕手の構えた場所が聞こえて~

posted2020/07/05 08:30

 
スタジアムとラジオの言葉。~捕手の構えた場所が聞こえて~<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

開幕日のメットライフドーム。ラジオを聴きながらの観戦を楽しめる日が待ち遠しい。

text by

藤島大

藤島大Dai Fujishima

PROFILE

photograph by

Hideki Sugiyama

 野球中継はラジオに限る。旧知の酒場の主人がそう言った。そろそろ還暦。東京都内でワールドクラスの手羽のから揚げを供する。

 原点は子どものころだ。テレビの中継が試合の途中で終わる。あわてて押し入れに潜り込みラジオで続きを聴く。

「暗闇でなんとか周波数を合わせる。アナウンサーの声がする。そしたらパーッと球場の絵が浮かんでくるんだよ」

 カツオの刺身をあつらえながらこう続けた。

「ラジオの言葉は頭に残る。テレビは消えていくのに」

 6月21日。神宮球場。実況中継の言葉が波紋を呼んだ。ヤクルトと中日の無観客戦の一幕である。

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