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NBAデビューに達成感はなかった。
渡邊雄太が描き続ける未来の自分。
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph byGetty Images
posted2020/06/15 08:00
2018年10月27日。NBAデビューした渡邊雄太の目に映っていたものは、さらに先の景色だった。
さらに先へ、進んでいくために。
“変化”にあふれた'18年が終わり、新しい年がやってきた。'19年を、渡邊はどんな年にしたいと思っているのだろうか?
「1日1日、自分が常にベストな自分でいられるように。やることはそんなに変わらないと思うんですけれど、毎日努力を継続して、自分の新たな目標に突き進んでいかなきゃいけないなと思っています」
NBAの試合に出ても特別な達成感がないのは、進めば進むほど、さらに先を経験したくなる純粋な気持ちがあるからだ。そんな気持ちを糧に、きょうも渡邊はシューズを履き、コートに向かう。
(Sports Graphic Number 970号 [新星の揺るがぬ自信]渡邊雄太「NBAデビューに達成感はない」より)