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佐藤勇人のサッカー人生の宝物。
「オシムさん、また叱ってください」
text by
田村修一Shuichi Tamura
photograph byTamon Matsuzono
posted2020/06/06 11:45
オシムによって主力に定着した佐藤は、2005年キャリアハイの活躍でクラブ初タイトルに大きく貢献した。
嫌がるかもしれないけど、会いに行こう。
「真面目に言いますと、79歳になられたということで、誕生日おめでとうございます。自分も含めて日本中の方たちがオシムさんの元気な姿を見て勇気をもらっていますので、いつまでもお元気な姿を届けて欲しいと思います。
そして、自分や、お世話になった選手一同、オシムさんは嫌がるかも知れませんが会いに行こうと思っていますので、そのときは叱ってください(笑)」
――この前電話で話したときには、『ジェフは私の人生のクラブだ。ジェフのようなクラブでまたやりたい』と言っていました。
「その原稿、読ませていただいたんですよ。滅茶苦茶嬉しくて、まだそういう風に思ってくれているのかと、本当にありがたいなと思いました。あのメッセージを見て以前からいるクラブスタッフもみんなもの凄くテンションが上がって、オシムさんがこんなことを言ってくれている、とみんなで喜んでいました。
これだけ時間がたっても、皆がすぐにまた『オシムさん!』となれるのが凄い。オシムさんには感謝しかないので、いつまでも元気でいて欲しいというのが心からの思いです」
2005年の思い出を、オシムはどう語ったのか。オシムと佐藤のダブルインタビュー本編、さらに現役選手100人が選んだ「史上最強チーム」の栄光を当事者たちが語る証言の数々は、Number1004号『現役Jリーガー100人が選んだ史上最強チームを語れ』特集でお読み下さい!