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マキロイたちがキャディ無しプレー。
チャリティで彼らのゴルフ愛を再認。 

text by

舩越園子

舩越園子Sonoko Funakoshi

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photograph byGetty Images

posted2020/05/19 11:50

マキロイたちがキャディ無しプレー。チャリティで彼らのゴルフ愛を再認。<Number Web> photograph by Getty Images

ローリー・マキロイとダスティン・ジョンソンがペアを組んで専属キャディ無しという豪華で素朴なチャリティマッチ。

少しでもノーマルに戻れたという前進。

 ランキングも実績もキャリアも知名度も、他の3人には遠く及ばないことを自認している21歳のウルフは「僕はトッププレーヤーたちと一緒にプレーすることに、最初はすごく緊張していたけど、ローリーから『僕らは今日、自分のためではなく、もっと大きな社会のためにプレーするんだ』と言われ、僕もその一部を担えることを誇らしく思った。楽しいマッチだった」と、満足そうだった。

 そして、4人のリーダー的な役割を担っていたマキロイも達成感に満ち溢れた表情だった。

「こうしてゴルフコースに戻ってこれたこと、今までとは少しだけ異なるものの、少しだけでもノーマルに戻れたことは、大きな前進。素晴らしい」

「慣れていくしかない。前へ進んでいこう」

 これまでの「ノーマル」とは少々異なっていたこの日のゴルフは、コロナ禍で生まれた「ニュー・ノーマル」であり、それが「これからのノーマル」になっていく。

「慣れていくしかない。前へ進んでいこう」

 世界ナンバー1の呼びかけは、マッチをともに戦った3人の選手に伝わり、マッチを眺めた米国中、世界中のゴルフファンへ、しっかり伝わった。

 それは、寄付とは異なるゴルフ界への価値ある貢献だったのではないだろうか。

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