アフリカの大地に響く象の雄叫びを聴け！

　高校野球の応援曲から取り上げたいのが、『アフリカン・シンフォニー』。

　1974年にリリースされたヴァン・マッコイ作曲のディスコミュージックで、1977年にヤマハから吹奏楽用の楽譜が発売されるやいなや大ヒット。多くの吹奏楽部が楽譜を保有し、甲子園常連の強豪・智弁和歌山高校が応援に使うと、何度もテレビ中継からこの曲が流れ、瞬く間に日本中の高校に広まっていった。

　アフリカの大地に響く象の雄叫びを、ホルンやトロンボーンで力強く表現し、威圧感すら感じるこの曲を聴いていると、エネルギーがみなぎり、勇気がわいてくる。

　自粛が続く日々だが、ステイホーム中も音楽の力で気分転換をしながら、1日も早くコロナ禍が終息することを心から願っている。