ボクシングPRESSBACK NUMBER
二の腕や太腿がピシッと引き締まる!
元世界王者の超簡単「おうちトレ」。
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byHiroaki Yamaguchi
posted2020/05/15 20:00
世界王座を11度連続防衛した“ノックアウト・ダイナマイト”内山高志。引退後も美しい筋肉を維持している。
おススメは「チューブトレ」。
――自宅でも簡単にできる筋トレを教えていただきたく思います。
「何がいいかなと考えてみたんですけど、チューブトレはどうかな、と」
――トレーニングに取り入れているボクサーも少なくありませんよね。
「トレーニングチューブを用意してもらう必要はありますが、通販でも購入できますし、僕も愛用しています。このチューブを使って自宅で簡単にできるおススメのトレーニングを紹介できれば。引き締まった体づくりを目指していきましょう」
上腕二頭筋を鍛える「チューブカール」
「上腕二頭筋を鍛えるトレーニング。チューブを両足で踏み、チューブを持つ両手の位置が大体、腰の高さになるように調整します。
上腕は脇を締めて動かさず、そのままヒジだけを曲げて胸に手をつけるようにしてチューブを引き上げていきます。
足は肩幅くらいの広さがいいと思います。もうちょっときつくやりたいと思ったら足幅を広げて踏んでチューブを引き上げる位置を低くすれば、より負荷が掛かります。逆に軽くしたいと思ったら、足幅を狭くして引き上げ位置を高くすればいい。
そうやって微調整してください。無理をしないことが毎日続けていくコツだとは思います。
チューブカールは現役のときもやっていました。ある程度スピードをつけて回数をこなすことで、インナーマッスルが鍛えられていきます。疲れない体にしていくためにも、遅筋を鍛えることはとても大事ですね。
健康目的の体づくりでトレーニングする場合、回数を決めなくてもいいと思います。きつくなったなと感じたらストップして構いません。ちょっと休憩を入れながら、回数を決めないで2セット、3セットやるくらいでいいかなと思います」