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五輪連続出場中のアマレス高谷惣亮。
自宅待機も「そんなに問題ではない」。
text by
布施鋼治Koji Fuse
photograph bySachiko Hotaka
posted2020/05/11 08:00
東京五輪へ照準を合わせ順調に仕上がっていた高谷惣亮。新型コロナ禍での調整の難しさを問うと「そんなに難しい話ではない」と一笑。
レスリング界の常識を見事覆せるか?
ロンドンとリオは74kg級に出場した。
その後非五輪階級の79kg級を経て、一昨年12月の全日本選手権から86kg級に転向した。
リオの時と比べると12kgという体重増も、高谷にとってはそれほど大きな不安要素ではない。
「79kg級は86kg級で闘うためのクッションでした。いきなり86kg級で力と力の勝負になっても勝てませんからね。でも、フィジカルトレーナーの松栄勲先生が体の使い方や闘い方をレクチャーしてくれるので、この階級の闘いもだいぶ馴染んできた。東京で金を獲ることも夢ではないと思っています」
30歳を過ぎても強くなれる。
筋金入りの異端児は「男子レスリングで日本が活躍できるのは軽量級だけ」という常識を覆すか。