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大阪杯は関東の牡馬vs.関西の牝馬。
ブラストワンピースに復権の気配。

posted2020/04/04 19:00

 
大阪杯は関東の牡馬vs.関西の牝馬。ブラストワンピースに復権の気配。<Number Web> photograph by Yuji Takahashi

昨年の凱旋門賞では敗れたが、2020年のブラストワンピースの状態は良さそうだ。

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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Yuji Takahashi

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、JRAは、皐月賞が行われる4月19日まで無観客での開催をつづけることを発表した。2月29日に始まった無観客競馬は今週で6週目となる。

 状況の深刻化に合わせ、観客を入れないこと以外の対策もなされている。

 首都圏の各首長により、夜間と週末の外出自粛要請がなされた3月26日、日本馬主協会連合会が、馬主の競馬場への入場を自粛することを決定した。入場できるのは、GI出走馬の馬主のみとした。

 翌日、JRAは、3月28日(土)以降、レース後の口取り撮影や表彰式、達成セレモニーなどを行わないことを決定。さらに、検量室周りでの取材・撮影を、記者クラブのバッジ所有者などで、「検量室周辺特別取材許可証」を持った者に限定することを報道関係者に通達した。

 取材のさいは距離を取り、優勝馬プレス会見ではパーテーション・コーンなどを設置し、騎手や調教師との距離を確保することになった。

全体がストップしないために。

 そして4月2日、JRAはすべての騎手に対し、感染拡大防止の指導を実施。不要不急の外出を控え、マスク着用の励行や、不特定多数の人間との接触を避けるよう通達したほか、厩舎地区への立ち入り、馬主をはじめとする外部の人間との会食などを自粛するよう要請した。

 今後は調教時間帯に騎手だけが出入りできる休憩所もトレセン内に設置される見通しだという。

 それにより、もし厩舎関係者から感染者が出たとしても、濃厚接触を避けた騎手により、開催を継続する態勢が整えられるようにしたのだろう。

【次ページ】 GI昇格後最少の12頭立て。

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