プロレス写真記者の眼BACK NUMBER

世界最大のプロレス興行は何をする?
コロナ危機を逆手に取った演出へ。 

text by

原悦生

原悦生Essei Hara

PROFILE

photograph byEssei Hara

posted2020/03/23 11:50

世界最大のプロレス興行は何をする?コロナ危機を逆手に取った演出へ。<Number Web> photograph by Essei Hara

タイトル戦に挑むドリュー・マッキンタイア。無観客試合で、果たしてどんなプロレスを見せてくれるのか?

なんとレッスルマニアが2日間興行に拡大!?

 大会名にナンバーリングされた「36」という数字にちなんで36試合が行われるはずだが、発表済みの大一番はブロック・レスナーのWWE王座にドリュー・マッキンタイアが挑むものだ。

 ただ、WWEは驚きの発表を加えた。

 レッスルマニア36は、なんと4月4日と5日の2日間にわたって行われるというのだ。試合はいずれもアメリカ東部時間の19時から始まる。

 出場予定だった選手たちを2日間に振り分けて、感染のリスクからスーパースターを守る――という視点もあるのだろう。同時に、選手を2つに振り分けることで、人の集まりに対する規制をクリアできるという利点もあるだろう。初日と2日目でセットも自由に変えることができ、試合のトーンも変化するかもしれない。

 獣神サンダー・ライガーが殿堂入りした「WWEホール・オブ・フェイム」の授賞式もここに移ることになる。ライガーは「行きたい」と言っていたが、渡航制限に引っかかれば残念だが現地に赴くことはできないかもしれない。

「無観客を超えた無観客」という演出の中で、自慢のショーをWWEが世界に届けることになるはずだ。

 WWEは、イラクなどの戦地に行って米軍の兵士たちを何度も慰問しているが、今回は世界中のイベントが停止している中で、全世界に向けたコロナウィルスとの戦いへの勇気のメッセージを伝えることになるはずだ。

関連記事

BACK 1 2 3
ブロック・レスナー
ドリュー・マッキンタイア
WWE
レッスルマニア
ドナルド・トランプ

プロレスの前後の記事

ページトップ