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40歳にして開幕投手。
石川雅規が重ねた経験。

posted2020/03/20 08:00

 
40歳にして開幕投手。石川雅規が重ねた経験。<Number Web> photograph by KYODO

石川にとって開幕投手は3年ぶり9度目となる。これまで先発した開幕戦8試合で、5勝3敗と勝ち越している。

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石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

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KYODO

 40歳を超えて開幕投手を務めるのは史上6度目、のべ5人目なのだという。1949年の若林忠志、'90年の村田兆治、'95年の佐藤義則、'96年と'98年に40歳と42歳で開幕投手を務めた大野豊。そして今年、スワローズで開幕投手を務めることが公表された40歳の石川雅規―現役最多の通算171勝を挙げている石川は優勝への第一歩となる、3年ぶり9回目の開幕マウンドへ上がる。

「優勝っていいですよね。僕のプロ1年目(2002年)はチームが日本一になった翌年でした。周りには錚々たる顔ぶれが揃っていて、浦添のキャンプ地にはチャンピオンフラッグがはためいていた。あのとき、きっと自分もすぐに優勝できるんだろうなと思っていたら、それがとんでもなくて……10年以上も勝てなくてプロの厳しさ、怖さを思い知らされたんです。イケイケドンドンが持ち味だったのに先を読むようになってしまって、経験が自分の邪魔になったこともありました」

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