酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
暇だから名鑑見て大調査<NPB編>
2m超えはモヤだけ、大阪1位の謎。
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byKyodo News
posted2020/02/29 11:35
球界最長身となったオリックス・モヤ(右)。178cmの山本由伸と並んでもこの差である。
プロ野球界の重量級と軽量級。
<重量級選手>
122kg:ボーア(神)
120kg:フローレス(ロ)
118kg:メヒア(西)
117kg:モヤ(オ)
116kg:モンティージャ(広)
<軽量級選手>
64kg:川瀬晃(ソ)
65kg:沼田翔平(巨)、髙松渡(中)
66kg:周東佑京(ソ)、田城飛翔(ソ)、勝連大稀(ソ)、上本博紀(神)
67kg:明石健志(ソ)、岡田俊哉(中)
68kg:村上舜(ソ)、吉持亮汰(楽)、上野響平(日)、山岡泰輔(オ)、増田大輝(巨)、柴田竜拓(De)、熊谷敬宥(神)、島田海吏(神)、山崎晃大朗(ヤ)
122kgのボーア、64kgの川瀬。
100kg以上の選手は、55人もいる。もはやこれも珍しくはない。NPB史上最重量選手は一昨年まで楽天にいた135kgのアマダー、それに次いで元オリックス、ソフトバンクの130kgの李大浩だった。阪神の新外国人ボーアはそれに次ぐ。
なお日本人ではロッテの井上晴哉が114kgでトップ。これは2010年に中日の中田亮二が記録した115kgの日本人最重量記録に肉薄している。
軽量級にはソフトバンクの選手が目立つ。昨年売り出した周東を始め、守備、走塁で活躍する選手が多い。
野球は、パワー、スピード、ポジション、技など、打順で違うプレーを求められる。だから体型も様々だ。大兵も小兵も活きる道があるのが野球の魅力ではないか。