松島と同級生“伝説の代”の主将。

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　卓越したパス、キック、判断でアタックを牽引するオーガナイザーであり、鮮烈にディフェンスを切り裂くラインブレイカーでもある。

　明るいキャラクターの持ち主で、リーダーシップにも優れる。松島幸太朗（サントリー）と同期だった桐蔭学園時代はキャプテンを務め、全国高校ラグビー大会「花園」の第90回大会で、東福岡と両校優勝を果たした。

　桐蔭学園の後輩にとって、小倉キャプテンが率いた“45期”は伝説の代。今年1月に悲願の単独優勝を果たした桐蔭学園の優勝キャプテンで、小倉と同じ早大に進学予定のスタンドオフ伊藤大祐は昨春、憧れの選手を訊ねられ「小倉順平さんです」と答えた。

「スキルもあってランもあって、キャプテンとしても凄かったと思います。小倉さんや松島さんがいた桐蔭学園45期は、僕らにとってレジェンドです」

ジョセフ初陣では代表にも選出。

　早大卒業後の'15年にNTTコミュニケーションズに入社し、1年目からスタンドオフ、フルバックとして活躍した。'16年秋には日本代表ジェイミー・ジョセフHCの初陣を飾る日本代表メンバー32人に、田村優（現キヤノン）と共にスタンドオフとして選出された。

　翌'17年はさらに飛躍。創設2年目だったサンウルブズに初参加してシーズン9試合に出場し、日本代表ではアジアラグビーチャンピオンシップの韓国戦で初キャップを獲得。同年6月のアイルランド戦で先発10番を担うなど、日本代表として4試合に出場した。社員選手からプロにもなった。

　ただその後は桜のジャージーから遠ざかった。'19年W杯日本大会の出場はならなかった。

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